ピュバティ ブルー
「みんな、久しぶりだなぁ。休みは何していたんだ?中林、お前よく焼けてるなぁ」
小麦色を通り越してチョコレート色に日焼けした春海に松井が言った。
「おとうちゃんのホテル廻りに付き合わされて、夏休み中ハワイにいたんや」
「中林の親父さんはホテルの経営者だっけ?」
「駅前の小さい土地買い占めては、けちくさいビジネスホテルばかり建ててはるから、洒落たリゾートホテルでも建てたって!いうたらホンマに乗り気になりはって・・・」
「ひぇー、すげえなぁ。大木、お前は?」
「オーストリアの王立花嫁学校で、夏季集中講習うけてました。うっとおしいメンバーばっかりでゲロゲロでしたぁ」
「本当に聖華ならではのエピソードだな。他のものも遊び疲れているのだろうから、今日は休むなりくっちゃべるなり勝手にやってくれ」