ピュバティ ブルー


「その制服のネクタイの色は四年生のものだな。聖華は幼稚舎と初等部の次は、中学・高校ひとまとめの六年制だからね。とすると君の年は15かせいぜい16、俺とは10才程しか違わない。おじさん呼ばわりはないだろう」



「そうだね、間違えた。おじさんの愛称はせいぜい25才まで、あんたの年は老人かな」



少女はつっかかるように言った。







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