ピュバティ ブルー


「かーのじょっ、月曜の昼間っから制服でお仕事ぉ?」



痩せたのっぽの男が言った。



葵は無視した。



「アミノ酸持ってるんだけど、近くのホテルで試さない?」



四頭身の男が前に出てとおせんぼしながら続けた。



「アミノ酸って・・・?」



「まぁーた、素人ぶってぇ。MDMAに決まってんだろぉ。チョォ~キモチよくなるク・ス・リだよーん」



のっぽが後ろから葵を挟むように言った。



「あたし、帰るから」



葵は怖かった。目の前の男たちは異様な目つきをしていた。

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