ピュバティ ブルー


「まあね、私は美術を選択してたもんだから。・・・池田は授業をサボろうが寝てようが知らんぷりだったから楽だったのにさ・・・」



「俺だって、やる気のない生徒に無理強いはしないよ」



青年は肩をすくめて言った。



「それ助かる。ところであんたのやる気のほうはどうなわけ?」



少女は腕組みをして、青年を見た。




< 22 / 222 >

この作品をシェア

pagetop