ピュバティ ブルー


「変な奴、自分の紹介だけして行っちゃってさ・・・」



少女は松井が消えていった土手を見つめてそうつぶやいた。



「明日あたり久々学校に顔出してみるかぁ」



少女は、久しぶりに笑っていた自分に戸惑っていた。





初夏の風が、いつもより優しく少女の頬を撫でた。



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