僕等の恋

大切

奏と美伊奈が幼なじみだとわかってから、私達は美伊奈をいじるようになった。

美伊奈の唯一の弱みだから、面白半分でいじってた。

「もう!まじやめてよ!」

美伊奈は幼なじみのことを言おうとすると、すごい焦る。

そんな美伊奈が可愛くて、やめられなかった。



ある日、いつものように、奏、聡史、私の3人で、美伊奈のことをからかっていたときだった。

「美伊奈!奏が呼んでるよ!何の話だろうねー」

私は笑いながら言った。

「美伊奈ちゃんって、奏くんと付き合ってるの?」

クラスの女子が聞いてきた。

私は美伊奈との約束を忘れてしまっていた。

そして思わず−

「え?違う違う!奏と美伊奈は幼なじみ……あ…」

言ってしまった。

ヤバイと思った。

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