僕等の恋
その日からまた1週間。
私と美衣奈は
相変わらずだった。
沙羅と楽しそうに、
笑顔でいる美衣奈…。
見るたび、胸が痛んで
その場から離れていた…。
辛かった…。
「…あはは!何それーっ!
今日も、元気な美衣奈の
大きな笑い声が
聞こえた…。
私はガタンと席を立ち、
トイレに向かった。
「ふ…うぇ…っ…
美…衣奈………っ!」
私はトイレで
できるだけ声を押し殺して
泣いた……。
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