聖なる光【完結】
朝からみんなに祝ってもらい私は最高に幸せだった。
昼休みも朝、祝ってくれた教室でみんなでご飯を食べた。
「はい、光」
ご飯を食べていると美優たちバスケ部が前に立っていた。
「えっ、私に?」
「他に誰にあげるのよ」
「ありがとう」
私は少し大きめの紙袋を受け取った。
「開けていい?」美優が代表して頷いた。
「私のときもえらいサプライズされたからね、お返し」
そう言って美優は微笑んだ。
美優の誕生日は4月だ。
その日は試合だったので試合が終わってからサプライズをした。
もちろん耀太との協力で。あれからもう8ヶ月も立つんだと思いながら紙袋の中身を見た。
「うわっ!」
「どう?人形好きの光にはたまらないでしょ?」
自慢気に話してくる美優。