聖なる光【完結】
「なあ、光?」
「ん?何?」
「光の夢って何?」
「夢か…考えてないかな。今はバスケのことで頭いっぱい」
「そっか」
聖矢は寂しそうな顔をした。
「聖矢?」
私は聖矢の顔を覗き込んだ。
「えっ、何?」
「いや、何か…(今まで見たことのないような顔…)」
「光?」
「いや、やっぱ何もない!」
なぜか聖矢のあの顔の理由を聞いてはいけない気がしたんだ。
いや、聞きたくなかったんだ。
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