聖なる光【完結】
私が部活が終わり陸上部の元へ走った。聖矢が来てほしいと連絡してきたからだ。
「聖矢っ!」
ミーティングが終わりみんなで話し込んでいるとこだった。
やっぱり陸上部の新入部員はすごい人数だった。
陸上部は元から40人くらいいたけれど今は70人くらいの勢い。
聖矢は端っこで女の子に囲まれていた。嫌そうな顔をしながら相手をしていた。
「おう。やっと来たかよ。待ちくたびれた」
「何よ、人を呼び出しといて」
「まあまあ」聖矢は私にニコリと微笑みポンポンと頭を叩いた。
「じゃ、みんな帰るわ、俺」
「先輩、彼女なんですか、その人!」ヤンキーかよって突っ込みたくなる化粧をした女の子。
私はよくこの高校に入れたなーっと感心した。
聖矢は私を引き寄せた。
「ちょ、ちょっと!」
「そう、俺の大好きな彼女」聖矢はみんなの前で宣言する。
「お前等、俺目当てで入ってきたんだろどーせ。陸上やりたくて入ってきたやつはあっちでしっかりストレッチしてるぞ」
「俺はそういうことで入部したなら認めない。ムカつくやつと思っただろ。ならそのケバい化粧とって俺を見返してみろ。陸上をなめるな。」
そう言って私の手を引っ張った。
「せ、聖矢っ」
「ムカつくんだよ。なんであんな奴がこの高校なんだよ」
「俺目当てっておもいっきり自覚してる?(笑)」
「あんなん見たら分かるだろ」
「まあ、そうだね」
「俺が今までやってきた陸上をそういう風に見るなんて許せない」
最後に聖矢は付け足した。゙俺は全国にいくんだよ゙