聖なる光【完結】

「あっ、はい」とりあえず怖いからいつも通りを装って笑顔で話す。

「そうなんや。よろしく」歯をニタっと見せてそう言い私の隣の機械で走り出す男。

そしてずっとべらべら喋ってる。なんだ、こいつ。

最初の印象はめちゃくちゃ悪かった。急に声、かけてくるしずっと話しかけてくるしで最悪だった。

でもいつの間にか知くんのペースに乗せられたんだ。

最初は軽いなと思っていたけど話してみると意外と真面目だったりして。

なんとなくそんな印象が残った。


「最初は本間にそれだけやったけど何か話してたらにむっちゃ落ち着くねん。気持ちが……俺、あんな気持ち初めてやった」

知くんは緊張した様子でゆっくりゆっくり話していた。私は驚きもあったけどちゃんと話を聞こうと思った。


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