聖なる光【完結】
「俺な元彼より全然いい男じゃないかもしれへん。でもな、光の側にいて支えることはできる。
光がまだ元彼のこと思ってるのは分かってる。それでも俺は彼氏として光の側に居りたいねん。
光の一番落ち着く場所にするから。俺と付き合ってくれへんか?」
私は嬉しくてギュッと知くんに抱き着いた。
「光?」私は知くんの顔をパッと見た。
「知くんはズルくない。私の方がズルい。知くんにいっぱい甘えて、結局告白もできずに終わった。知くんと最近ずっと居るようになって意識しはじめてた。今さら意識するなんてズルいよね。」涙がまた溢れてきた。知くんは黙って私の話を聞いてる。
「でも…ズルいって思われてもいい。今は、知くんが好き。まだ聖矢のことは忘れられたわけじゃない。
でも知くんの彼女として私も知くんの隣に居たい。
知くんと思い出作りたい」
私は知くんに笑顔を見せた。