聖なる光【完結】
「離れてても俺はずっと光が好きだよ。いつ戻れるか分からないけど、絶対強くなって戻ってくるからな」聖矢は私の手を握る。
「聖矢…」悲しい顔をする。
「光、立派なキャビンアテンダントなるんだろ?」
「うん…」
「じゃあ、しっかり笑わないとな」
「バカっ」そう言って笑ってしまう私。握ってる手を引っ張る聖矢。
「うわっ」すっぽりと腕の中に収まる。耳元で一言言われる。
「愛してる」最後にもう一度長いキスをする聖矢。聖矢は私から離れると頭を撫でて手を腕にあげた。
「みんな、ありがとう!また会おうな!」周りのみんなはバイバイとか元気でなーとか頑張れよーって言ってる。ポタポタ流れる涙。
「聖矢っ」私は改札機のギリギリのところまでいった。
「私は一番のファンだから!聖矢をずっと応援してるからね」聖矢は拳を上に上げて飛行機へ乗っていった。
聖矢、あなたがどんなに遠くにいても私はずっとあなたを応援するからね。