聖なる光【完結】
「え…まじ?」私はにっこり聖矢に微笑んだ。
「よっしゃー」聖矢は私を軽々と持ち上げた。
「や、聖矢。ダメだよ!」
「あっ、いけねっ」そっと私をおろして砂場に座り込む。聖矢はお腹に耳を当てて音を聞いる。
「どう?聞こえる」
「うー。微妙に…」どうやらまだ小さくて聞こえないのか分かんないというような顔つきをする聖矢。
「これからどんどん大きくなるんだよ」
「そうだな。俺、絶対、光と腹の子幸せにするから」
「うん」
「光、愛してる」聖矢はそう言って私にキスをした。
私達は聖なる光があるかぎりずっと歩いていける。
赤ちゃんと聖矢とともにどんな困難も乗り越えて一歩一歩、前進して生きていく。
___holy light illuminates us.
** story end.