聖なる光【完結】

「今度は逆に応援しようと思った。私の好きな人を笑わせてくれる人なんだからって思ったら2人をいっぱいいっぱい応援しようと思えた。藍川さん、拓真をいっぱい笑顔にしてくれてありがとう」私はさっき泣き止んだところだったけどまた涙が止まらなくなった。

「幸せになってください。」そう言って私に微笑んでくれた。

「あと、拓真の親友が下であなたを待ってます。話してあげてください」
「はい、ありがとう」私は深く頭を下げて聖矢と下に降りた。

外に黒髪の男の子がいた。

『拓真の親友に会ってみたいな』
『何で?』
『拓真、親友のこと話してるとき幸せそうだから。どんな人かな〜って』
『ダメダメ』
『えっ!?何で!?』
『だって俺の親友ヤンキーだもん。あいつが頭ちゃんと黒にしたら会わせてやるよ』
『いいよ。金髪でも』
『ダメだって。あいつの真面目なとこみてほしいじゃん。優しいし、本当は真面目なんだけどヤンキーだからな。だからちゃんとしてるあいつをみてほしい』

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