聖なる光【完結】

私はロビーで待っている聖矢の元へ行った。
聖矢はソファーにもたれかかって寝ている。

私の側にずっと居てくれてるから疲れたんだろうな。
私は周りを見渡して誰もいないことを確認して聖矢の頬にキスをおとした。

聖矢に想いをこめて。

聖矢は私のキスに気づいたのかすぐに目を開けた。

「おはよう」
私は聖矢の隣に座った。
「おはよう…」
眠そうな聖矢の声。

「今、キスしただろ?」
分かったように聞く聖矢。
「さあーねっ」
「光、覚えとけよ」
そう言って私の頭を撫でた。

聖矢?
私、あなたが居なかったらどうなってたかな。
きっと壊れてたね。
聖矢が居てくれてよかった。


幸せです。

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