聖なる光【完結】
その次の日から聖矢は私がサボらせた分、部活をしなければならなかった。
学校以外当分会えない私に聖矢はいっぱい謝ってきた。
「ごめんな光」
寂しかったけど、聖矢が今こんなに大変なのは私のせいだから。
でも聖矢は私を全く責めなかった。
その代わり、聖矢はお昼の時間私を誘うようになった。
拓真の葬儀が終わった次の日、みんなは心配してくれた。
でも私は悲しいとこなんて見せなかった。
だって、拓真に悲しいとこなんて見せられないから。
だから何があっても笑顔でいることにした。
それが私が天国にいる拓真にできることだから。