聖なる光【完結】

その次の日から聖矢は私がサボらせた分、部活をしなければならなかった。

学校以外当分会えない私に聖矢はいっぱい謝ってきた。
「ごめんな光」

寂しかったけど、聖矢が今こんなに大変なのは私のせいだから。

でも聖矢は私を全く責めなかった。

その代わり、聖矢はお昼の時間私を誘うようになった。

拓真の葬儀が終わった次の日、みんなは心配してくれた。

でも私は悲しいとこなんて見せなかった。
だって、拓真に悲しいとこなんて見せられないから。

だから何があっても笑顔でいることにした。
それが私が天国にいる拓真にできることだから。

< 68 / 308 >

この作品をシェア

pagetop