聖なる光【完結】

「光」今度は私の大好きな人の声。

「どうしたの?今日帰る約束してたっけ?」私は考えながら聖矢に尋ねる。
「してねぇーけどな、急に帰りたくなったから待ってた」

「嘘っ?!何分待ってたの?!」
「1時間半くらい」
体育館の時計の針は8時を越している。

「ごめんっ」
「何で光が謝るんだよ。俺が帰りたかったから」
聖矢の優しさに胸が少し苦しくなった。

「ありがとう。あと10分くらいで終わるから待ってて」
「おう。下で待ってる」私はミーティングが終わりすぐに体育館を出て制服に着替えた。

聖矢はロッカーの前で携帯をいじっていた。

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