君の隣


(ほんっとになんなのコイツ。なんでカイ君に似てんの?なんで私に構うの?)




結局保健室に着くまで、肩から降ろしてくれなかった。



「ほらっ行け。先生にでも診てもらいな。」




黙って睨んだ。




彼は
特に怖じけづいた様子もなく、

じゃあな、


とだけ言うとその場を立ち去って行った。




< 17 / 79 >

この作品をシェア

pagetop