しあわせとふしあわせのあいだ。
1ヶ月前くらいの話だ。
僕は毎日毎日、『僕』が生きているのが気に入らなくて、気持ち悪くて死にたかった。
どうしても我慢出来ずに、溢れ返ったそういう真っ黒い気持ちに任せて、自分を鬱血するまで殴ったりした。
でも、皮膚を裂くことだけはしなかった。
周りに見付かったら色々と言われるし、何よりお母さんが心配するから。
自分が存在することが、誰かを傷付けたり、悲しませたりすることだけは、絶対にしたくなかった。