発情ランデブー
次の朝



私は、我慢できなくなった
「ねえ遼哉ぁ・・・・。」

「ん?なに??」

「あの女の人、だれ?」

「え?詩織さんのこと?」

「うん」

「あぁ、あの人は母さんの友達。小さいときから知りあいでさぁ」

「え・・・・・。あ、そうなんだぁ」
知りあい  かぁ
「好きなの?」私は自分の気持ちがばれないように。悪戯っ子のような顔で聞いた。
「えぇええ!!?なんで!?」
うん、だよね。まあ、ビックリするよね(笑)
「だって昨日遼哉顔真っ赤だったもん、だから、ね?」

「別に好きじゃねぇよ?」
遼哉は苦笑いをしながら言った。
「え?」
「顔、赤くなってたんだ?俺。知らなかった」
ハハッと笑いながら、言った言葉は私の心の枷を解いた。
「アヘッ?、あぁ、あ、そーなんだ。なーんだ、遼哉もやっとそんな年頃かなっておもったのにー」
気が抜けて、へんな声になってしまう。

「んだとぉー」



よかった




本当に
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