大きな希みを

大きな希みを

人生という大海原に オレという船が出る 風を受けて 帆を張って スピード上げて 行き先は決まっちゃいないさ ただひたすら進むだけ 何も見えない地平線だけをただ見つめて 四方八方どこにでも進めるさ 誰にも指図されず 進みたい方に舵をとるだけ 後は風が押してくれるだろう いつか「どこか」に辿り着いてやる
嵐が来た時は 黙ってその場でやり過ごす 無理に進むことは危険さ 大岩が目の前に立ちはだかる時もあるさ そんな時は常に前方を警戒して上手くかわせ 時には「世間」という名の海賊に襲われて 嘲笑われてお前の大事な物を盗みにくることもある そんな時は何を盗まれても仕方ないが 自分の大志とプライドだけは離さず持っていけ 時に昨日はオレの友人で 周りの制止を聞かず海に生身で飛び込んだヤツがいたが 船無しじゃ進むのに時間は掛かるし疲れるし効率は悪かったみたいだが 海の中の綺麗な風景は 生身で飛び込んだヤツにしか分からねぇ 人生ってそんなもんさ

嗚呼、この広い海のどこに宝の島はあるのか？
嗚呼、今オレはどこら辺をどこに向かって進んでるのか？
答えは地図を見ても分からねぇ！ 心の地図で明日も進め！

どうせいつかは終わる船旅なら 目一杯進み疲れて終わりたい 色んな景色をみて 色んな危機乗り越えて
生まれてから死ぬまでの「一生」を 何色で塗り潰すのかは自分次第だろ？ 今は星に包まれた空を見上げて…

明日もまた長い船旅が始まる 明日待ち受けるものは 嵐か？ 岩山か？ 渦潮か？ 海賊か？ それとも宝の島か？ 今から楽しみだ！