会長サマのお隣。


別にそれは、いつも思われてると思いますが、状況が状況。


普段慣れてることでも、今そんな顔されると辛い。


結構、傷つきます。




内心ビクビクした心情のなか、ふいに会長が口を開きました。



「…別にお前のせいじゃないから。」

『へっ…?』

「…だから、お願いだから泣くな。」




いつの間にか、リアルに泣いてしまっていたみたいです。



慌てて頬に触れ、涙を手で拭き取る。



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