会長サマのお隣。



とりあえず、解決策を考える俺。



必死に頭をひねくり回すが、なかなかいい案が浮かばない。



『…本当になんでもねぇから。』




口元を手で覆って。

顔を背け、美穂から俺の表情を見えないようにする。



こんな動揺した顔、美穂に見られてたまるかっての。




『……。』




チラッと横目で美穂を見たら、何やらビクビクと。


顔を赤くさせながら、口をひし形にしていた。



…うん。確実に俺より動揺してる。




< 125 / 328 >

この作品をシェア

pagetop