会長サマのお隣。
「…仕方ねぇな…。」
それは、今の私にはあまりにも衝撃が強すぎたように感じます。
会長がそう呟いた次の瞬間、スルン、と。
私の唇に、会長の指先が触れていたのです。
『……え??』
突然すぎるその状況に、よくわからない声を発する私。
いつの間にか、会長のキレイすぎるお顔が、私の瞳にドアップで映し出されていました。
『……っ』
なんで、こんなことになっているんだろう。
なんで、会長の顔がこんな近くにあるの…?