会長サマのお隣。
『ちっ、違うんです…!』
「……。」
『会長を殺したいとか、そんなつもりは一切なくて…。』
もう、しどろもどろ。
いくら考え事をしてたといえ、こんな殺人未遂みたいなことをしてる自分が、憎いです。
いくら私でも、これはやってはいけないことだと、さすがに理解できます。
『いや、本当、ごめんなさいっ…。』
必死に弁解の言葉を、紡いでいく私。
当たり前と言えば当たり前だけど、会長の顔は明らか怒ってる。
なにがなんとしても、誤解を解かなきゃいけないのです。