会長サマのお隣。
『結愛、先輩…??』
栗色の卵みたいな形のミディアムヘアに、明るい高い声。
性格は変わったところがあるけど可愛くて、誰に対しても特に偏見を持ったりしない。
――私の、憧れの先輩。
『あっ、美穂ちゃん!』
私に気づいて手を振ってくれる結愛先輩に、かすかに微笑みを返す。
私が手を振りかえしていいのか迷いましたが、小さくも手を振り返してみました。
「美穂ちゃん、久しぶり~!」
フレンドリーに近寄ってくれる結愛先輩に、自然と笑みを漏らしてしまう私。