会長サマのお隣。
これから、なにをしようか。
別に帰ったっていいんだけど、最終下校時刻まで時間があるし、何より今から歩くのは面倒くさい。
どうせ帰るなら、なるべく人がいない時間帯がいい。
俺は小さくため息をつきながらも、より深く、ソファーに腰掛けた。
『……。』
漫画でも、読もうかな。
ふと思いついた思考に従うように、俺はそこら辺にあるスクールバックに手を伸ばす。
立つのが面倒だから、座ったまま。