会長サマのお隣。
やっと手に入れた漫画を手に持って、俺は再び高級ソファーへと腰掛ける。
バフンという効果音を無視するように、漫画を開く俺。
本当は、漫画って持ち込み禁止なんだけど。
会長だからとか、そんなの関係ないし、バレなきゃ問題ないって話。
俺はイライラした気持ちを封じ込めるように、漫画を読み始めたのだった。
―――――――――…
――――――――…
―――――――…
それから、しばらくして。
漫画が一段落した俺は、小さく漫画本を閉じる。