会長サマのお隣。



『……最悪。』




いない奴の名前を呼ぶなんて、真面目に自分が有り得ないんだけど。



自分のやったことに、珍しく恥ずかしさを覚える俺。



そんな俺はうなだれるように、自分の頭を抱え込む。





…誰もいない部屋で、助かった。



誰かに見られてたら、俺のプライドが許されない所だった。





(結局は、美穂依存)



そこまではいってないかもしれないけど、美穂が必要なことも俺のなかにはあったらしい。




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