会長サマのお隣。
本当は認めるつもりなんか、なかった。
なんか格好悪かったし、俺らしくないし、俺からなんて嫌だったから。
それでも認めたのは、それでは一筋縄ではいかないとわかったから。
『…覚悟しろよ。』
遠回りなんか、したくない。
なるべく最短な道を、通りたい。
無駄な道なんて、歩みたくない。
俺が本気になったんだから、惚れてもらわなくては困る。
つうか、俺の本気で惚れないとか、有り得ないから。