会長サマのお隣。
会長は、私と話せなくなっても、なにも変わらないのでしょうか。
ちょっとは、寂しさを感じたりしないのかな?
会長が言い出したのだから、当たり前かと言えば当たり前なんだけど、それが嫌だと思ってしまう。
会長も淋しいと感じてほしいと思ってしまうのです。
「…ねぇ、美穂ちゃん。」
私の様子を伺うように。
だけども、有無を言わせない空気をかもちだしながら、結愛先輩が満面の笑みを見せる。
「今から、可愛くなりに行こうっか。」