会長サマのお隣。
“可愛くなる”、その言葉自体が私にとって、しっくりこないけど。
だいたい、私が可愛くなれるかわからないのですが。
結愛先輩の空気に圧倒され、思わずコクリと頷いてしまう私。
「やっぱり美穂ちゃんは、ナチュラルな感じが似合うよね~。」
上から下まで品定めをするように私をジッと見てくる結愛先輩に、なにをされるのだと危機感を感じずにはいられません。
怖くなって、思わず小さくのけぞってしまう。
『あの…っ』
「早速、洋服でも見に行こうか。」