会長サマのお隣。
だけど私のそんな叫び声は虚しく、結愛先輩は洋服をレジに差し出してしまいました。
まだ着替えてなくって試着室から出れない私は、そのままその場で方針状態になってしまう。
…まだ、お小遣いが入ったばかりなのに。
グッバイ、私のマネー。
今月は、いつも読んでる少女漫画を我慢するしかありません。
「美穂ちゃん、ブーツと合わせて9千円ぴっただったよ!!」
可愛らしいショ袋と供に戻ってきた、結愛先輩。
あまりの暴走気味の行動に、私はなんて返せばいいのかわからない。
…さすがはブランドもの。
今月のお小遣いだけではなく、お年玉からも削ることになりました。