会長サマのお隣。
『大丈夫じゃないですよ…。』
弱々しい声で、シュンとうなだれる私。
可愛らしい服と化粧のなかで、明らか浮いているメガネを見ると、悲しくなってきます。
やっぱり私は何をやってもダメなんだって、思い知らされる気がしてならないのです。
「美穂ちゃんは可愛いよ!!」
『そんなことないですよ…。』
なんだか、結愛先輩の言葉までもが嘘に聞こえてくる。
そして、結愛先輩の言葉が嘘としか思えない自分が嫌。