会長サマのお隣。



なんとなく気持ちが優しくて、決意が固くなった、この頃。



穏やかだった時は一瞬で、すぐに新たな問題が胸を霞めました。




『…あ、でも!!』

「ん?」

『会長に、いつこの姿を見せればいいんでしょうか。』




学校ではこんなワンピースを着ていくわけにはいかないし、第一制服がある。



会長に可愛い姿を見せる場所が、存在しないと思ったんです。



『それに…。』




控えめに、ごにょごにょと言葉の続きを紡ぐ私。



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