会長サマのお隣。
だけど、頭に湧き上がるのは、少ないけど有り得なくもない可能性で。
――本当にそうだったら、どうする?
美穂はどうなるわけ?
『…あー、もう。うっぜぇ…!!』
イライラしながら、ブレザーのポケットに手を突っ込み、ソファーから立ち上がる。
本当に、有り得ない。
今時こんな幼稚なイタズラ、俺にふっかけるとか、真面目に身の程知らずなんだけど。
別にこんなのただのイタズラに決まってるし、美穂はピンピンしてるはず。
だけど、イタズラじゃない可能性も、0ではないんだよ。