会長サマのお隣。
★そんなに甘くはありません。
【美穂サイド】
会長サマの隣にいられる特権を持っている、地味系女子の私。
普通、これを聞いたら携帯小説のような甘いライフを想像しますが、現実はそう上手くいかないようです。
むしろ、私たちの間には甘いの“あ”の字も見当たりません。
「…美穂。お茶。」
『はいっ、只今っ!』
…強いて関係を言うのなら、主人と家来って感じでしょうか。
甘いライフを想像するのには、上下関係が激しすぎます。