会長サマのお隣。
誰も考えなしに、美穂のことを推薦したりしない。
確かに面倒事を避けたかっただけかも知れないけど、少なからず俺はちゃんと知っている。
委員長を頼りないながらも、一生懸命やってること。
気が乗らない仕事も、最後まで取り組むこと。
その裏はどんな感情なのか知らないけど、いつも笑顔なこと。
俺はちゃんと、知っている。
コイツなら、副会長になってもいいと思った。
――変わんなくても、いいんだよ。