会長サマのお隣。


「…ぷ。」



思わず、吹いてしまった。


嫌みとかじゃなくて、純粋に。



…だって



『…13点はないだろ。』



そんな数字、取ったこともないし、みたこともない。



「そりゃあ、会長は頭がいいから、いいじゃないですか!」



ここは、ちゃんと反論してくる美穂。


その顔は点数を見られた恥ずかしさからか、赤みを増し、涙目になっている。


…そんな顔して抵抗されても、ちっとも怖くないし。



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