会長サマのお隣。
…どうしよう。
さすがに会長への申しわけなさが、込み上げてきます。
だって、会長が時間を割いて、せっかく勉強に付き合ってくれたのに。
それを、理解できてない私。
しかも挙げ句の果てに、授業中まで助けてもらっちゃいました。
それなのに…
この態度はない、よね?
『…ごめんなさい。』
ごく自然に、口から漏れた言葉。
ちゃんと反省の色が見えている私の言葉に、会長は驚いたように目を見開く。