忘れられない人
『それでね‥』
私が続きを話そうとすると、龍二は止めた。
『もういい。もう分かったから‥』
でも、私は話を止めなかった。
『最後まで‥聞いて欲しいの。だからお願い。聞いて?』
龍二は私を放すことはなかったけど、そのままの状態で私は話を続けた。
キスされそうになって、私‥思わず竜児を突き飛ばしちゃったんだ。そしたら
「俺の事嫌い?」って聞かれて。
私は「嫌いじゃないよ。嫌いじゃないけど‥ごめん!!」
って、そのまま家に帰ってしまったの。竜児をその場に残して。その年のカウントダウンは電車の中になっちゃったんだ。
私は苦笑いをした。
次の日に、竜児から電話がかかってきたんだ。ごめんって。ぬいぐるみ渡したいから逢えないかな?って。でも私は「もう逢えない」って言って‥そのまま竜児とは終わったの。
今思い返してもね、竜児の事は嫌いじゃなかった。好きになりかけていたんだよ。でも‥あの人以上に思うことなんて出来ないことに気がついてしまったの。キスも‥あの人以外の人とは‥
私ね、付き合う人を選ぶとき、その人とキスが出来るか出来ないかで判断してたの。その条件を竜児はクリアしていたと思ってた。でも、実際は違っていたんだね。
『それ以来、少し男の人が怖くなっちゃってね。2人で遊ぶ事はあっても、付き合うまでには発展しなかった。好きになりかけても、どこかで自分の気持ちを抑えていたのかもしれない。でも‥龍二、あなたに逢って私は変われたの。
あなたと一緒にいる時の私は、嘘偽りなく、ありのままの私でいられる。龍二の事が好きだよ』
私は、改めて告白をした。でも‥龍二の反応はなかった。
やっぱり最低な女だって思ったよね??嫌いになるよね‥
諦めかけたとき、龍二が口を開いた。
『もう少し‥話聞かせてくれないかな?』
私は、驚いて龍二から離れた。
『それって、初めての彼氏の事が聞きたいって事?私、竜児の前の彼氏は1人しか‥』
『イヤ、俺が聞きたいのは‥』
そう言って私のバッグを持ってきた。そして、私のバッグの中をあさって、あるものを見つけた。
私が続きを話そうとすると、龍二は止めた。
『もういい。もう分かったから‥』
でも、私は話を止めなかった。
『最後まで‥聞いて欲しいの。だからお願い。聞いて?』
龍二は私を放すことはなかったけど、そのままの状態で私は話を続けた。
キスされそうになって、私‥思わず竜児を突き飛ばしちゃったんだ。そしたら
「俺の事嫌い?」って聞かれて。
私は「嫌いじゃないよ。嫌いじゃないけど‥ごめん!!」
って、そのまま家に帰ってしまったの。竜児をその場に残して。その年のカウントダウンは電車の中になっちゃったんだ。
私は苦笑いをした。
次の日に、竜児から電話がかかってきたんだ。ごめんって。ぬいぐるみ渡したいから逢えないかな?って。でも私は「もう逢えない」って言って‥そのまま竜児とは終わったの。
今思い返してもね、竜児の事は嫌いじゃなかった。好きになりかけていたんだよ。でも‥あの人以上に思うことなんて出来ないことに気がついてしまったの。キスも‥あの人以外の人とは‥
私ね、付き合う人を選ぶとき、その人とキスが出来るか出来ないかで判断してたの。その条件を竜児はクリアしていたと思ってた。でも、実際は違っていたんだね。
『それ以来、少し男の人が怖くなっちゃってね。2人で遊ぶ事はあっても、付き合うまでには発展しなかった。好きになりかけても、どこかで自分の気持ちを抑えていたのかもしれない。でも‥龍二、あなたに逢って私は変われたの。
あなたと一緒にいる時の私は、嘘偽りなく、ありのままの私でいられる。龍二の事が好きだよ』
私は、改めて告白をした。でも‥龍二の反応はなかった。
やっぱり最低な女だって思ったよね??嫌いになるよね‥
諦めかけたとき、龍二が口を開いた。
『もう少し‥話聞かせてくれないかな?』
私は、驚いて龍二から離れた。
『それって、初めての彼氏の事が聞きたいって事?私、竜児の前の彼氏は1人しか‥』
『イヤ、俺が聞きたいのは‥』
そう言って私のバッグを持ってきた。そして、私のバッグの中をあさって、あるものを見つけた。