忘れられない人
「さて、そろそろ次のリクエスト曲に移りたいと思います。えっと、次の曲はなんと僕も大好きな曲です!!懐かしいな~これ、学生時代によく‥」
「そんな情報いいですから早く曲紹介してくださいよ!!」
「はいはい分かりましたよ‥」
女の人は少し怒った口調で言った。時間が押しているのかな?声でなんとなくそう感じた。それに対して男の人は、上がっていたテンションを一気に落とされたので遣る瀬無い、そんな思いが込められているような声だった。そんな二人の会話のやりとりが少し可笑しかった。
「ペンネーム、今日が決戦日さんからのリクエストです。学生時代からよくラジオを聴いていました。
そうかそうか、ありがとう!!今日が決戦日さん。
何枚も何枚もリクエスト葉書を書いているんですが、一度も紹介された事がありません。
そうなの?今紹介してるよ~聞いていてくれてるかな?
今日はどうしても流して欲しい曲があります。今日が決戦日なんです。
ペンネームと今日がリンクしているんだな。大丈夫、これから流してあげるよ!!
この曲は、僕の好きな女性にとっても思い出の詰まった曲なんです。この曲が流れると彼女は切ない顔をします。
切ない歌詞じゃないのにね。どんな出来事があったんだろう?
つい最近、僕はそんな彼女に告白をしました。そして、今日これから直接答えを聞きます。僕にとっても大切なこの曲を、僕と彼女の為に流してください。よろしくお願いします。
今日が決戦日さん、もう答えは聞けましたか?彼女の笑顔が見れますように。そして、君達二人の大切な一曲になることを祈っています。それでは聞いてください‥‥‥が唄う‥‥‥です。どうぞ」
ラジオから「今日が決戦日さん」がリクエストした曲が流れてきた。その曲を聴いて私は耳を疑った。
だって、今流れている曲は‥リュウジとの思い出が詰まった曲だった。そして私は気付いた。この曲をリクエストした人の正体を‥‥
「そんな情報いいですから早く曲紹介してくださいよ!!」
「はいはい分かりましたよ‥」
女の人は少し怒った口調で言った。時間が押しているのかな?声でなんとなくそう感じた。それに対して男の人は、上がっていたテンションを一気に落とされたので遣る瀬無い、そんな思いが込められているような声だった。そんな二人の会話のやりとりが少し可笑しかった。
「ペンネーム、今日が決戦日さんからのリクエストです。学生時代からよくラジオを聴いていました。
そうかそうか、ありがとう!!今日が決戦日さん。
何枚も何枚もリクエスト葉書を書いているんですが、一度も紹介された事がありません。
そうなの?今紹介してるよ~聞いていてくれてるかな?
今日はどうしても流して欲しい曲があります。今日が決戦日なんです。
ペンネームと今日がリンクしているんだな。大丈夫、これから流してあげるよ!!
この曲は、僕の好きな女性にとっても思い出の詰まった曲なんです。この曲が流れると彼女は切ない顔をします。
切ない歌詞じゃないのにね。どんな出来事があったんだろう?
つい最近、僕はそんな彼女に告白をしました。そして、今日これから直接答えを聞きます。僕にとっても大切なこの曲を、僕と彼女の為に流してください。よろしくお願いします。
今日が決戦日さん、もう答えは聞けましたか?彼女の笑顔が見れますように。そして、君達二人の大切な一曲になることを祈っています。それでは聞いてください‥‥‥が唄う‥‥‥です。どうぞ」
ラジオから「今日が決戦日さん」がリクエストした曲が流れてきた。その曲を聴いて私は耳を疑った。
だって、今流れている曲は‥リュウジとの思い出が詰まった曲だった。そして私は気付いた。この曲をリクエストした人の正体を‥‥