Last letter*大好き*



二人は…



屋上へ向かった。



大「読む…か。」



祐「…ん。」



私の大切な幼なじみ
⇒祐弥&大貴へ

あの日…。

二人がお見舞いに来た最後の日。

無理に帰らせたりなんてしちゃって、ゴメン。

二人には、私のため以外にも、大切な時間があると思ったんだ。

だから、あんなふうに言っちゃって…。

二人を傷付けたよね。

ゴメン…。

でも、二人は…青春、楽しめた?

そうだったらいいんだけどな…。

最後に、二人に会いたかったぁ…。

なんだかんだ言って、結局私、寂しかったから。

二人は、私にとって…大切な幼なじみだから…。

大好きだよ。

私に優しくしてくれたり、毎日お見舞いに来てくれて、ありがとう。

また…会おうね。

最後に、会いにきてくれてありがとう。

バイバイ。

結衣より



祐「俺…っ…青春っ…楽しめてねーし…っ…。」



大「おいらもー♪」



祐「結衣…っ…がいっ…ないと無理…っ…だって……っあのバカっ…っ…」



そして二人は見つめあって…大声で笑った。



祐弥、大貴、



ありがとう。



< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop