君と見た海
会話
初めて話したのはいつだろう…。


私の知ってる人が私の隣の席で君がその前の席。


最初に会話したのは君がお菓子をくれたとき。


授業が始まるのに食べきれなくて私にあげようと声をかけてくれた。

それが初めてだったよね。


その後、お互いの名前を知ったんだよね。


お互い最初は名字で呼んでたね。


私は最初から名前で呼んで欲しかった。

君はとっても優しかった。


授業中も声をかけると笑顔を見せてくれて。


たくさん話したのはテスト勉強の時だったね。


黒板に問題を書いてお互いに答えを言いあった。


その頃からかな私が君を名前で呼びはじめたのは。


私も最初は自覚がなかった。


名前で呼んでたってことに。


いつの間にか、君が私の中で特別な存在になっていたんだね。


君が私のことを名前で呼んでくれたときは本当にうれしかった。


男子に名前で呼んでもらえることなんてほぼなかったから。

学校に行ってるのは友達に会えるから、そして君に会えるから。
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