水の王子様



どっ…どうしよぉー?!



あたしは直ぐに海から離れ、慌てた。



「ごっ…ごめん!制服濡れちゃったよね…?」


「べっ…別にこれぐらい平気だし。つーかそれより服着ろよ…」


「そっそうだねっっ!じゃぁ海後ろ向いて?」


「は?お前の体なんかしょっちゅう見てたし、どうせ胸小せぇんだろ?」


「それは幼児のときでしょー?!それに小さくないもん!」


「じゃぁ見せてみろよ」


「なっ///何を言ってんの?!」



海はそう言ってあたしに近づいて来た…!



あたしは後ろに下がり、逃げた。



そのときだった。



足がグラついた。



あたしはプールのサイドまで下がってしまっていた。



倒れるー!!



あたしは目を瞑った。




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