異世界プリンセス
「スタッド王子…」

あたしの口が、無意識に声の主の名を呟いた。

「挨拶は済んだか」

ぶっきらぼうにそう言うと、

「これから二人で話がある」

その険しい様相に、言い知れぬ不安を感じたのだった。
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