異世界プリンセス
「――ッ、何をする!?」

体勢崩した彼が、持ち直して抗議したけど、

「それはこっちのセリフよ!」

負けじと返す。

うっ。

声にならない声で、スタッド王子が、やや怯んだ。

「王子だからって、何でも思い通りになると思ったら、大間違いよ!」
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