恐怖の感染連鎖
げっ★

予想以上にとんでもない反応!

「まっ待ってよ! 『みぃ』が本当にいるのか分からないじゃない!」

「『みぃ』はいるよ。じゃなきゃ、オレ達がこんな目に合うはずないじゃないか」

そう言ったのは、頭や腕に包帯を巻いている男子生徒だ。

体育の時間に、ケガをした。

あの棒は昔、校庭に植えられたものだったらしい。

使い方は今では分からないものの、生徒達はよじ登っていたりして、遊んでいたらしい。

けれど木の根元が腐り、あの日あの時に倒れてしまった。

それも偶然のことなんだけど、クラスメート達の中では『みぃ』の仕業とされてしまっている。

暗く、重い雰囲気の中、担任が戻って来た。

ほっとするのも束の間、例の火事は人為的なものらしいという話だった。

再びクラスが凍りつく。
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