信じたその先に
車の中は沈黙で包まれていた




その中で口を開いたのは





パパ…。




「大丈夫なのか?」





優しい声で聞いてくれた



「うん、」



「もうあの男に近づくんじゃないぞ」






あの男…?




そう聞こうとしたとき






「パパっ!」




お姉ちゃんが声を発した
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